ブルーコスモスとノーヴルズ

| コメント(0) | トラックバック(0)

機動戦士ガンダムSEEDに出てくる狂信的な集団であるBlue Cosmosと、 キディ・グレイドに出てくるStars Century世界の貴族とも言えるNouvlesse、 この辺を見ていると思うことがあるので書いてみます。

Blue Cosmosは遺伝子操作を受けていない現地球人類ナチュラルであることを 至上の価値とする反コーディネイター(遺伝子操作を受けている人間)団体であり、 作中の描写を見る限りはロビー活動やテロリズムなど手段を選ばない狂信的な 集団として描写されています。

Nouvlesseは完全ではないテラフォームによる地球とは若干環境の異なる 殖民惑星に適応するための処置(ナノマシンの投与や遺伝子操作)を拒否し、 膨大な手間をかけ、地球の環境を可能な限り再現した調整テラフォームに居住し、 人類の領域内のかなりの資産を有する人口10万人足らずの貴族的な集団として 描写されています。

Blue Cosmosは作中、正規の軍人を差し置いて開戦にかかわる意思決定を 左右するなど、社会的にかなりの影響力があるとされる描写をされています。 Nouvlesseはその名の通り、貴族的な色彩の強い集団で、宇宙惑星連合の 意思決定はほぼNouvlesseに独占されているとされています。 両者の共通項は社会的にかなり大きな権力を有することです。

この両者に差異があるとすれば、コーディネイターを作り出す処置にはかなりの 費用がかかるという表現が作中見られることから、社会的な上層階級だけではなく、 子弟をコーディネイターにすることが費用的に出来ない階層を含んでいる可能性があることです。 ある程度、階層化が進んだ社会構造ならば、社会的な最上層階級はわざわざ 遺伝子操作を行い、リスクを払って能力の向上に汲々としなくても社会的に成功を 収められる可能性があります。 そのため、最上層に狂信的・原理主義的な集団が形成されるのはある程度推測できます。 また、逆に子弟に遺伝子操作を施す経済力がない層があるとすれば、経済力がある層を 妬む心理が積み重なる可能性があります。

以上のような推測から、Blue Cosmosはテロリズムにかかわる人材を、 そういった経済力に劣る層から発見することが可能なのでしょう。 Stars Century世界がそうならないのは、そもそも生存に遺伝子操作やナノマシンが 必要であり、恐らく、政策的に費用を公的に負担する仕組みが存在し、 経済的に不可能になる層が存在しない社会状況なのでしょう。 結果的にノーヴルズはデュカリオン事件で暴かれた陰謀や、GOTT(Galactic Organization Trading and Triffs)に対するカウンターパワーとしてのVirgin Virusのような手段しか なかったのでしょう。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.cworld2000.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/75

コメントする

Recent Tracks

gorn708's Profile Page

このブログ記事について

このページは、gornが2004年12月21日 15:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「MCXとWMC」です。

次のブログ記事は「Windows OSの複数の脆弱性」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Adwords