PC WatchのMedia Center Extender(以下、MCXと表記)関連の記事を読みましたが、どうも書いている本人が Media Center Extenderという技術の詳細を踏まえずに記事を書いている感がありますので、 ちょっと、フォローするアーティクルを書いてみます。
MCXとWindows Media Connect(以下、WMCと表記)はどちらも、離れた場所にある ディジタルメディア機器のリソースを有効利用することをゴールとした技術です。 基本的にゴールについては両者共に根本的な差異はありませんが、手段はまったく違います。 基本的な両者の特性を以下に示します。
- ユーザインターフェイスを含めほとんどの処理はサーバ側で動作、クライアントはほぼダム端末
- ほとんどの処理はクライアント側、サーバ側はコンテンツのリストの管理や配信に限られる
単純に言うと、MCXはMedia Centerに限定したリモートデスクトップであり、 クライアント側は言わば、リモコン以上でも以下でもありません。 ユーザインターフェイスを含めほとんどの部分はサーバ側で動作し、クライアントは 操作をサーバに送り、送られてきた画面を表示するだけです。 したがって、画面は想定されるサーバ、すなわち、Windows XP Media Center Editionと 寸分たがわず同一、出来ることも同一です。 したがって、録画予約なども実現でき、クライアント側の言語にかかわらず、サーバ側の画面が そのまま表示されます。
一方、WMCはDLNAの仕様に準拠したUPnP AVのサーバ・クライアントシステムなので、 ユーザインターフェイスはクライアント側で準備します。 したがって、ユーザインターフェイスはサーバとは無関係で、クライアント側の事情によります。 そのため、Windows XP Media Center Editionに接続したと仮定しても、 Windows XP Media Center Editionとの接続を想定して、親和性の高いユーザインターフェイスを 構築したクライアントもあるかもしれませんし、まったく異なるインターフェイスの クライアントもあるかもしれません。
どうやら、コンテンツの展開はPC Watchの記事を参照する限り、MCXでもクライアント側で 行っているようですので、WMCに対するMCXの性能上の優位点は録画予約など、 Windows XP Media Center Editionに対する操作を実行できるってところですね。 機能ブロック的にはMCXをWMCのスーパーセット的に運用することも一応は 可能なのかな。


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