SecuriTeam.comのアーティクル "Multiple Pocket IE Vulnerabilities"によれば、Microsoft Windows Mobile 2003 Second Edition software for Pocket PC (Pocket PC 2003SE)のPocket Internet Explorerに複数の脆弱性があると指摘されています。
指摘されている脆弱性は、以下にあげるものです。
- Unicode URL Obfuscation
- Local File Access
- <div> Tag XSS
もっとも、脆弱性としてある程度、認められるのはUnicode URL Obfuscationあたりでしょうね。
原文では"obsfucation"と表記していますが、obfuscationの誤りと思われます。
単純に言うと、パーセント記号を使ったURLエンコードでURLを分かりにくくするテクニックです。
例として挙げられているのは、以下のようなものです。
http://www.airscanner.com = 69.0.200.106 = %36%39%2E%30%2E%32%30%30%2E%31%30%36
ただ、ちょっと、わかんないのはこの例Unicodeを使っていないように見受けられることです。
したがって、この例だけだとURL Encode Obfucationと呼んだほうが実態に近いように思えます。
まあ、この問題でセキュリティ上問題のあるのは、この文書でも上げられていますが以下のケースです。
http://www.paypal.com&login.rand-%00%01AE67D12EF9090AB933
@%36%39%2E%30%2E%32%30%30%2E%31%30%36/
この場合、一見してwww.paypal.comをアクセスしそうに見えるのですが、実際には
"@"より前の部分はアクセスの際のユーザ名等として取られるので、実際のアクセス先は
"@"以下をURLデコードしたもの、すなわちhttp://www.airscanner.comになってしまうということです。
URLエンコードを使ってユーザの油断を誘うテクニックはかなり古典的です。
恐らく、バグハンターの注意がPC上の脆弱性だけではなく、モバイルの脆弱性に向き始めたことが
こういうアーティクルが出た背景でしょう。あと、URLエンコードや"@"の問題など、いわゆる
フィッシングに使えそうな脆弱性を志向していることが伺えるアーティクルです。
ただ、全体として見て見るとアーティクルそのものとしては、ちょっと誤記や
勉強不足が多すぎるように思えますね。確かに、"@"を利用したURLの詐称など
示唆には富むのですが。