2005年9月アーカイブ

道立近代美術館で開かれている特別展のスターウォーズ展に行ってきました。美術館の食堂で協賛のダースベイダーグリルなるメニューがあったのでオーダーしてきましたが、どこがどうダースベイダーなんでしょうね?

DarthVaderGrill.jpg

その昔、ラプラスは宇宙のすべての物質の初期位置と初速度がわかっていればすべては予測できるということを主張しました。つまり、彼は未来というものは既に決定されているという解釈でした。この辺を着想として描かれた話が山本弘の「ラプラスの魔」です。現在、こういった決定論的な世界観はハイゼンベルグの不確定性原理などによって否定されています。

機動戦士ガンダム SEED DESTINYでプラントのギルバート・デュランダル議長の主張するDESTINY PLANは遺伝子という方法論こそあれ、根本的には世界を一種の決定論で処理しようという発想です。ただ、現実的には遺伝子をいくらいじっても人間の行動を完全に統制するのは無理でしょう。結果的には、揺らぎを統制するために秘密警察じみた治安組織の暴走を招くのは必定でしょう。

結局のところ、彼の「理想」もARMSのキース・ホワイトの「理想」に似て、一種の幻想でしょう。ARMSでは「人類の進化なんていうお題目を掲げながら、 一人一人の人間に思いをめぐらす事を 知らない…… お前たちこそ地獄に落ちろ!! 」と言われていました。実際、ギルバート・デュランダルも一人一人の思いはまったく見えていないように思います。

高木浩光@自宅の日記のアーティクル『「セキュリティ屋」がセキュリティを駄目にした』というのはかなりうなづける話です。よく見かけることがあるActiveXを切っとけという類のアーティクル、確かに本人が自分の書いていることを理解しないままというのは往々にしてあります。

例えば、あちこちの雑誌に最適化と称して、起動するサービスを減らすという記事が散見されます。確かに常駐するサービスを減らせば、CPUの負荷を減らせるほか、特にネットワークをアクセスする類の不要なサービスを減らすことで攻撃を受ける面積を減らせるというのは字面だけでは真です。ところが、その意味をわかっていない場合というのは得てして別な危険を含んでいます。その例としては、Windows XPにおいて、Automatic Updatesを切れなどと書く記事です。たいていは自分でWindows Updateに行けば良いと書かれています。しかし、この自称 TIPSを実行した人間がはたしてちゃんと Windows Updateに行くでしょうか、定期的に。

それ以外の事例でも、疑問には事欠きません。IPSEC Servicesはドメインコントローラにアクセスしない場合には不要などという記事がどこかの雑誌にありましたが、IP SecとActive Directoryの間に関係はありません。ドメインコントローラが無くてもIP Secを活用してVPNを組む場合には必要ですし、もちろんIP Secを使ってセキュアなネットワークを構築する場合には必要でしょう。で、しかも、無効にしてどの程度パフォーマンスの向上になるかは甚だしく疑問です。

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