XNA Framework は Game Developers Conference (GDC) 2006 でその存在が明らかになった、.NET Framework のカスタム版の実行環境です。.NET Framework 1.0/1.1/2.0 と比較してゲーム用の実行環境であるためクラスライブラリの取捨選択が行われていると推定できます。恐らく、用途の性格上 Managed DirectX 関係は充実化が図られているでしょう。
パフォーマンス面では高度な抽象化と重厚なクラスライブラリを持つこの種の仮想実行環境はネイティブコードに比べると不利とされますが、ngenのようなデプロイ時にネイティブコードを生成する手法もありますから一概に不利とは断定できないと考えます。実際、過去の資産の継続性が重要でなければ An Overview of the Singularity Project でも触れられていますが、通常のネイティブコードと比較しても問題ないパフォーマンスを出すことは可能です。実際には、「OS 開発はネイティブコード? 」でも触れられているようにこの種の方法論の場合、MMUによるハードウェア的な資源の保護が無用になるので実用上はむしろパフォーマンスの向上になる場合もあります。

