話が大きく動いた第7話でした。蒼鉄の野心がはじめて形を見せた話でした。もっとも、今回の話は幕末の歴史と大きくリンクした話が目立つのでその辺がわかるとよりいっそう判ります。まず、赫乃丈は安政の大獄で犠牲となった者の遺児という立場にあります。今回のイベントは2つ江戸城の無血開城につながった勝海舟と西郷隆盛の会談。もう一つはええじゃないか騒動です。
勝海舟と西郷隆盛の会談中、覇者の首が起動、和やかだった会談は一転して江戸を血の海にする危険な香りを放ち始めます。この場面からすると、覇者の首は人間の理性を抑え、衝動的にするような影響力があるように見えます。まあ、一種の呪いのアイテムですね。この事件を仕掛けたのが蒼鉄だとすると蒼鉄の狙いは幕府と薩長をかみ合わせることでしょうね。問題はかみ合わせると誰が得をするかですね。直接的にはイギリスとフランスというところでしょうが、これでは蒼鉄とつながらないので幕府と薩長の共倒れを招いてその後に自分が権力をとでも思っているのかもしれません。この辺は蒼鉄の過去がわからないとどうにもなりません。
もう一つはええじゃないか騒動です。ええじゃないか騒動そのものについてはまだ諸説がある状態でこれというのは厳しいです。ただ、明治政府の樹立直前の騒動ではあったようです。騒動そのものは1867年とされていますから、戊辰戦争が1868年とされていますからほぼこの時期の出来事でしょう。
蒼鉄は高橋監督作品でちょくちょく出てくる陰謀家のタイプを踏襲していますね。まあ、一番近いのはガサラキの一清とダグラムのヘルムート・J・ラコックですね。ラコックが近いですかねデロイア独立戦争に乗じて権力を盗もうとした男ですから。このとき、ラコックは一応、連邦側というか体制側に席を置きつつ、独立側の和平派の方に接触して自分の意のままに進めようとしましたからね。
今回は話の展開がメインなので秋月耀次郎はあまり出番がなかったですね。ただ、話が大きく動いたので見ごたえはありました。


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