日下部匡俊氏のガーオイズの宴、読了しました。作品の性格としては、描写的には「巨大ロボットもの」、内容的には「ファーストコンタクトの悲劇」といったところです。つまり、理解しあうのが困難なクリーチャーのファーストコンタクトです。
状況としては絶滅戦争の体裁をなしています。アンドリュー・バルトフェルド流の言い方をすればまさしく、戦争にルールがない状態です。ルールなんぞはなく、戦略目標は他種族の絶滅。お互いに生存を目指しているだけに悲劇としか言いようがない。状況としては蒼穹のファフナーの終盤部分に近いとも言えます。
ただ、蒼穹のファフナーが描写的には本作のような体裁をなしていても、内容的には自己肯定を志向していたのに対し、本作の内容はまさにこれといったところが違います。一応、ラスト以後の続編の予定は今のところないとしておりますが、個人的には続きを書いていただきたいなと切に思います。
ノベルズで2段組みなのでボリュームとしては結構あります。まあ、満足感はかなり高いですね。満足感が高いだけに続きが読みたいとなる一種の飢餓状態です。同氏の作品はあまり読んだことがないのですがチェックしたくなる良作です。書店で気になったのでとってみたのですが大当たりでした。
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