Second Life (SL) を妙に持ち上げる記事がマスメディアで目立ちます。たしかに、春には日本語対応版が正式リリースされるとのことで色めき立っているようです。ただし、Second Life が絶賛流行っているかというと、少々疑問です。実際、アカウント数では 390 万程度で実のところ、Xbox Live で発行済みのアカウントの総数よりもずっと少ないです。アクティブのログイン数にしても 2 万人足らずと多いとはあまり言えない人数です。
で、SL からの類推で PlayStation Home を持ち上げるなどさらに怪しい論法も目立ちます。PlayStation Home に期待される機能でも音楽の試聴やゲームの体験版など必ずしも、アバター型のインターフェイスを必要としない機能で期待している向きも多いようです。結局のところ、メディアが醸し出す SL へのバブリーな期待の反映としか思えない論調が目立ちます。
SL というのは前にも書きましたが、MMO World です。おおざっぱに言うと MMO RPG からゲームの部分を大筋撤去し、それに組み込みのモデラとユーザ間の決済機能を追加したものと言えば技術的にはおおむね間違っていません。実際には Linden Script など開発者向けの機能もいくつかありますが、そんなところです。もちろん、これは創作意欲をかきたてるという点で非常に革新的なシステムではあるのですが、一方でゲームという要素は根こそぎ撤去されているので何も考えずに来ても何をしたらいいのかわからないという問題もあります。
そういう意味では、、一種の現代版 HABITAT と言うこともできます。そういう意味ではキラーアプリケーションとして持ち上げるのはいかがなものかと、SL をやっている人間としては思いますね。確かに、興味深いシステムではあるのですがじゃあ、万人受けするシステムかというと微妙です。そういう意味では ITmedia で不人気の理由というタイトルで書かれた記事はおおむね懸念としては筋は通っています。


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