現在、「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」に関してパブリックコメントの募集が行われているので
意見を表明した。参考までにリンクを以下に示す。
- 「法改正後はYouTube見るだけで違法」は誤解、文化庁が見解示す(INTERNET Watch)
- 「YouTubeの違法コンテンツも見るだけで違法」は誤解だが……(ITmedia)
- 「無許諾コンテンツのダウンロードは違法」が大勢・文化審議会小委が中間報告(NIKKEI NET:IT-PLUS)
まず、今回議論されている情を知りつつ違法物をダウンロードする行為を違法化する提案に関しては明確に反対します。なぜなら、既に津田大介氏が表明していることですが、明らかに実効性が薄く、無用の混乱を引き起こす可能性が高いからです。違法物のアップロードは世界的に見ても強力な権利である送信可能化権で対処するのが妥当であると考えます。
無用の混乱というのは単純です。いわゆる、振り込め詐欺に悪用される可能性が極めて高いからです。今日、動画共有サービスである "ニコニコ動画" は1300万 PV/日を記録したと聞いています1。そして、こういった動画共有サービスの保有するコンテンツに多く、いわゆる二次創作や放送から録画したものをそのまま流すものが含まれていることは異論がないかと思います。つまり、多くの人が文字通り情を知りつつ違法物を見ている環境にあります。そこにこういった制度を作ればそれを利用して金員を要求する行為が起きるのは明らかです。そして、巧妙に描かれた文章であればそれが法的拘束力を有すると錯覚することも容易に推測できます。
こういった、リスクを十分勘案しないでいたずらに法改正に邁進するのは理解できません。少なくとも、私は納得できません。それに伝え聞くところによれば今まで消費者寄りで発言を続けてきた委員が終盤において示し合わせたかのように欠席したなどとされております2。これが真実だとすれば、私は小委員会の結論そのものを信頼することができません。信頼できないものを納得することは不可能です。
- ニコニコ動画、広告掲載を開始、1日1300万PVに, ITmedia 2007/03/29
- 私的録音動画小委員会の議論がほぼ決着しました, 音楽配信メモ 2007/09/26


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