機動戦士ガンダム 00 #10: 兵力の分散

| コメント(0) | トラックバック(0)

第9話でのスメラギの致命的な戦術的なミスが響いた結果ですね。プトレマイオスが発見されるというところまでは一種の不幸で彼女のミスではありません。もっとも、発見されたことの察知が遅れたのは体制そのものの問題でしょうが。プトレマイオスが発見されるという事態に際してスメラギはキュリオスとヴァーチェの2機を陽動とします。彼女の企図したのは敵がこの陽動を無視しプトレマイオスに兵力を集中することを狙っての挟撃です。

つまり、プトレマイオスというか艦に残されたエクシアとデュナメスと敵が交戦する。その間に先に発艦したキュリオスとヴァーチェが反転し敵を挟撃するというプランです。しかし、このプランは敵が2機を陽動とみなして無視するという仮定に基づいています。実際には敵手である人革連のセルゲイの意図はキュリオスとヴァーチェの鹵獲にありました。従って実は無視されたのはプトレマイオスの方でプトレマイオスに向った部隊は時間稼ぎを行いました。

結果的にキュリオスとヴァーチェが危機に陥るという結果に終わりました。今回は暴走に近い形で難を逃れましたが。キュリオスのパイロット、アレルヤの内に眠る別人格とヴァーチェの正体であるガンダムナドレによってです。結果的に秘匿していた機能や事実を露見させる結果になりましたから。まあ、ガンダムマイスターはどう考えても人格破綻者が多いです。二重人格に外伝まで考慮に入れれば重犯罪者。ろくな人間がいません。

スメラギの作戦指揮も甘いです。敵の作戦意図がわからない中で勝手に敵の意図を推測し外れた時のフォローを入れていませんから。恐らく、無難な手は陽動という奇策を用いず、全体で一つになって行動する。どのみち、一機でも欠ければチームは瓦解しますから。この場合、All or nothing しかないでしょう。そうすれば、危機に陥る時は全体が危機に陥るだけです。

ソレスタルビーイングの問題は、彼ら彼女らが時代を隔絶した兵器に乗っているだけの坊ややお嬢ちゃんでしかないことです。しかも、マイスターは明らかに人格破綻者です。その上で、そうする意図が全体の中で見えにくいことです。今回も主人公であるはずの刹那は全体の中で埋没し空気化していました。この調子だと、むしろ敵手である人革連のセルゲイの方が主人公に見えるくらいです。アレルヤのもう一つの人格は魔性のものにしか見えませんでしたし。セルゲイを救ったミンをじわじわとなぶり殺しにするあたりは特にです。

いっそ、セルゲイを主人公にしてガンダムチームを敵役にした方がいいのではないかと思えます。少なくとも、刹那は明らかに動かしにくいキャラクターになっています。平気で正体をばらすあたりプロフェッショナルには見えませんし、かといって普通の感性を持っている人物にも見えない。

Technorati のタグ:

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.cworld2000.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/374

コメントする

Recent Tracks

gorn708's Profile Page

このブログ記事について

このページは、gornが2007年12月 9日 13:36に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「次期 Internet Explorer は Internet Explorer 8 に」です。

次のブログ記事は「機動戦士ガンダム 00 #10-2: ガンダムナドレ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Adwords