少々オールズですがニューズじゃなくて。ついにといった感じではありますね。単純に言えば日本のディジタル放送における DRM の根幹をなしているスクランブルの実動可能なデスクランブラが公開されたようです。単純に言えば、正当な B-CAS カードと放送されているスクランブル済みの信号があれば暗号化を解除し MPEG-2TS のストリームを得ることができてしまいます。まあ、要はディジタル放送のチューナを途中でパターンカットし解読済みのストリームを抽出できるようなものですね。当然、暗号化が解かれればコピーワンス等の DRM 運用も無力化します。
コピーワンスの議論が JEITA と権利者団体の暗闘で消費者を置き去りにした方向に向かっている現在、明らかにタイミングを計ったかのような攻撃ですね。暗号の解読方法は B-CAS カードの情報を使った正当な方法ですから、これを無効化しようとすると放送システムそのものに手を入れざるを得なくなりますね。作者のサイトでも言及されている B-CAS での機器認証システム、しかもこれは作者が言うようにまだ規定さえされていないものです。2006 年 5 月 29 日版の ARIB STD-B25 Ver.4.2 でも Undetermined ですからね、無理でしょう。というか、強行すればその時の混乱でディジタル放送そのものが吹き飛びかねないですし。

