羊質虎皮とはこういうことを言うのでしょう。ITmedia の記事 セレブ御用達の“プラチナ8000万円PC”発売 によれば、
PCショップ「ハーキュリーズ」を経営するグッドボックスはこのほど、プラチナ筐体採用の超高級デスクトップPC「ZEUS MODEL-Pt - JUPITER -」(以下“JUPITER”)およびゴールドモデル「ZEUS MODEL-Gd - MARS -」(以下“MARS”)の2製品を「ゼウス」ブランドとして発表、現在受注が開始されている。価格はJUPITERモデルが8000万円、MARSモデルが6000万円(双方税込み)。
しかし、ケース部が総プラチナ製などと気張った作りですが、内部は Core2 Duo E6850 に GeForce 7200 GS と拍子ぬけするスペックです。というか、せっかく Vista Ultimate を積んでも、GPU が DirectX 9 世代の GeForce 7200 GS ではお話しにならないかと。まさしく、外面は立派だが内面がそれに伴わない羊質虎皮です。中身はそれほど時間をかけることなく、時代遅れとなり果てるでしょう。セレブの方々が真の意味で所有欲を満足するに値する製品
というよりもむしろ、お金をだまし取る品性下劣な製品と判断しますが。
いくらお金があったと仮定してもこういうしょうもない品にお金を投資する気にはなりませんね。お金をかけるのであれば CPU は Quad Core、GPU は GeForce 8800 GT 級が最低ラインだと思います。まあ、消費電力とパフォーマンスのバランスから 8600 とかにデチューンするのはありですが。7000 シリーズでもローエンドに当たる 7200GS は無い話ではないかと。しかも、キューブ系のケースですから拡張というわけにはいきませんし。ケースをアキュフェーズのオーディオ製品のようにシャンパンゴールドとかにするのは有りだと思います。でも、8000 万円も支払った挙句、短命に終わるのでは悲しいです。
アキュフェーズの製品のように具体的なオーバーホール価格を明示し、長期間の所有とメンテナンスに耐えられるようにするのならわかります。たとえば、新規のアーキテクチャが発表された場合でも可能な限り換装サービスを実施しますとかね。現状、マザーボードの規格はある程度保たれているのでやろうとすれば可能だろうと思います。そういうサービスを含めて高級ケースを採用すれば真の意味で所有欲を満足できるでしょう。たとえば、自動車のレクサスのそれが総合的なサービスの向上に努めるようにです。でも、これではただ下品なだけです。

