Microsoft Research から F# の 1.9.3.14 が出ています、F# は Microsoft Research による、関数型言語です。関数型言語というのはラムダ計算を基盤としたもので手続き型言語と異なり書き換え可能な変数を持たない言語です。もっとも、F# が基盤とした OCaml は破壊的な代入がないわけではないので純粋な関数型言語に比較して純関数型言語などとも呼ばれます。
F# は 1.9.2.9 以降、非同期ワークフローを備えたのが注目されます。非同期ワークフローは既に別項の.NET Parallelism で少し書きました。時間のかかる処理の並行処理に適した構文です。マルチコアなどの状況でパフォーマンスの向上を図った Task Parallel Library と併せ今後の発展が注目されます。
今まで、F# のリリース版は 1.9.2.9 が最新で 1.9.3.7 はプレリリース版とされてきました。1.9.3.14 はリリース版との位置づけなのでこれで安心して、1.9.3 シリーズを実用に使えます。1.9.3 シリーズではいくつかの拡張や変更がなされています。それに関しては、F# 1.9.3 Candidate Release Now Available! のエントリーを確認するのが適切でしょう。
F# がらみのアーティクルでは hubFS にある R 言語と F# を組み合わせた事例などが興味深いです。R(D)COM を使って読んでいるので、Runtime Callable Wrapper のオーバーヘッドが少々心配ですけどね。

