コードギアス 反逆のルルーシュ R2 の第7話です。まあ、前話までの流れとしてゼロの復活から一転してナナリーとの対話でルルーシュはゼロである raison d'être を失ってしまったわけです。なぜかは言うまでもなく、ルルーシュ自身が言うようにゼロはナナリーのためにあった。しかし、ナナリーにゼロを否定されてしまった。それは言うまでもなくゼロによって成り立っていたルルーシュ自身の raison d'être に痛撃を与える結果になった。ほとんど、結果ルルーシュ自身がほとんどボロ雑巾同然になり果てた格好になりました。
誰しも、仮面をかぶることがあります。それは仕事上であったり、他人との生活において波風を立てないためだったりします。しかし、仮面はいつか自分のものになります。でも、ルルーシュの仮面は彼のものであったか? 少なくとも、ルルーシュは自分でかぶった仮面について、自分自身で考えることを放棄し、ただ戦術的な推移に合わせてただ場当たり的に対処してきたにすぎません。
追及するのは他人ではスザクやニーナだけだったとしても。彼自身、アクシデントの結果とは言え、ユーフェミアの死に関して大きな責任があるわけです。それらの責任から逃げ、薬物に逃避しようとしても誰も許してはくれないでしょう。しかし、C.C. は事実を知ってはいても、ルルーシュを導こうなどという意思は欠片もありません。C.C. が重視するのはルルーシュとの契約の履行のみです。結局、ルルーシュを導く役割はカレンに委ねられたわけです。
ルルーシュを慰めろという言葉に対して、皇神楽耶ならルルーシュの正体を知っていたと仮定しても唯々諾々と従うのみでしょう。C.C. にしても本質的に彼を導こうという意思は欠落しているので顔をひっぱたいたりはしないでしょう。カレンのみが明白にノーという意思を、ルルーシュの思いをある程度斟酌した上で出したわけです。その意味では皇神楽耶はまったくパートナー足り得ていません。せいぜい、協力者どまりです。
やっと、自分を再建し行動できるようになったルルーシュなんとも、なさけないダークヒーローです。まあ、黒の騎士団のやることはなくなっていないでしょう。ブリタニア皇帝シャルルの言動を見る限り、ナナリーの行政特区日本に援助してくれるとは到底思えないので。形はどうあれナナリーの行動もシャルルに対する反抗であろうと思います。無論、ナナリー自身はシャルルの意図に気付いていないでしょうからわからないとは思いますが。
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