2008年8月アーカイブ

Google ストリートビュー、通称 ストビューが軋轢を引き起こしている。代表的な議論を見ると、崎山伸夫のBlogのエントリー "Google ストリートビューのプライバシー問題について改めて" では以下のような議論が出ている。

網羅的に地図に情報がマッピングされている、という状態では、真のオプトアウトは不可能だ。画像は消されるかもしれないが、画像が消されたということがわかり、その場所はURLでピンポイントに特定できる。

崎山氏の発言を受ければ、Google のオプトアウトのスキームは確かに軽視できない疑問点があると考えます。いくつかの削除された画像のところでも画像が削除されたというメッセージが残っており。ここにセンシティブな画像があったと疑いを抱くのは合理的です。

Google がらみでは良い仕事してますねっ!のエントリー"「Googleストリートビュー」に対する不快感" でも不快感が見受けられる。具体的には、INTERNET Watch の "「ストリートビュー」のプライバシー問題、グーグルが方針説明"が引き合いに出されている。Google の地図製品担当プロダクトマネージャーを務める河合敬一氏は以下のような発言をしている。

法律的に検討した結果、公道から撮影したものであれば、基本的には公開して構わないと考えている。

しかし、良い仕事してますねっ!でも触れられている通り、公道は公開情報。だから無断で撮影して公開してよい。とするのは少々浅慮であろうと思う。こういった Google が示す認識はタイミング的にも高木浩光@自宅の日記の"通信プラットフォーム研究会 傍聴録"と組み合わされることで大きな憂慮を覚える。同エントリーでは Google の藤田一夫オブザーバーがした以下の発言が紹介されている。

<確かに問題があるかもしれないが、日本のプライバシーに対する感覚は、アメリカ、イギリスとでは違うのではないか。日本では、マンションとかはまた違うかもしれないが、一戸建てでは名前を表札に書いている。名前まで。わざわざ自分の名前を公道に出しているわけだから、プライバシーなんて気にしていない。

これと先の河合氏の発言を考慮すると、Google の邪悪なことはしないという公式の文言が非常に軽薄に思えてくる。プライバシーに対する懸念が、「偉い学者さんの倫理観」で言われているだけのものと認識されているようで、ずいぶんとナめられたものだなと思った。とする高木氏の懸念を私は深刻に受け止めている。

深刻に思うのは、炎と激情の豆知識ブログ!でGoogle Street View が"キモイ問題その3"のエントリーで触れられている話です。

高校生カップルを激写したり、こういう相手にすると面倒そうな人が多い地域は避けていたりして、サービスとして客観的な視点を提供しているように装っていながら、(勘ぐりすぎかもしれないが)ところどころに生臭い撮影者の意思が透けて見えるところなのですよ。

こういった話を聞くと、ストリートビューは何のためのものなのかと思います。

少々前から、食べに行こうと目論んでいたナックルのハンバーガーを食べてきました。期間限定のアボカドのディップなどを挟んだものですが結構おいしかったです。ウィルキンソンのジンジャエールとの組み合わせはデリシャスでした。


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