2008年9月アーカイブ

伝説が終わり、歴史が始まる- これは銀河英雄伝説の最後の有名な台詞である。ラインハルトとヤンという二人の英雄が戦った伝説の時代は幕を閉じ彼らのような伝説的な人物ではないけれども多くの人間たちの歴史は続いていく。それを端的に示した台詞である。

ルルーシュは結局、歴史の彼方に去るしかなかった。いろいろな理由があるだろう。ユフィ、シャーリー、ルルーシュの守りたかった人間たちの多くは鬼籍に入ってしまった。彼に直接の責は無いとはいえユフィのように彼の不注意がもたらしたと彼が思っても仕方のない事情も存在はする。それゆえ彼は自分自身を許せなかったのかもしれない。その意味では、小説「二つの祖国」のTV化である山河燃ゆのラストに近いかもしれない。小説ではいささか異なるが、TVのそれでは主人公は第2次大戦での責任を感じ、自分自身に死刑を宣告するという形で自殺を遂げている。

責任の取り方という点では、テイルズ・オブ・ヴェスペリアでのドン・ホワイトホースの責任の取り方が近いかもしれない。彼の直接の責ではなかったが、自分の息子が関わった形で自分のギルド"天を射る矢(アルトスク)"が"戦士の殿堂(パストラーレ)"の統領(ドゥーチェ)を死に至らしめてしまった事件で責任を感じ自刃という形で最期を遂げる。

結局、ルルーシュもスザクも異なる形で歴史から消えた。ルルーシュは黄泉路へ、スザクはルルーシュの遺したゼロという仮面の中へ。仮面というものの持つ意味は別のアーティクルにまとめた。

歴史から消えたという点ではある種、ロードス島伝説のナシェルを彷彿とさせる。しかし、ナシェルはルルーシュ以上に事件に対しては責がない。しかし、結論はルルーシュと同じ、自分が世界の敵になりそれによって世界をまとめることであった。その意味ではルルーシュの選択と最も近い選択であろう。

ルルーシュとスザクは伝説の彼方に去った。しかし、ゼロの伝説は残る。その意味ではある種、伝説はまだ終わっていない。

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仮面の下の涙を拭えは宇宙の騎士テッカマンブレードのキャッチですが。今日終了したコードギアス 反逆のルルーシュ R2 のキーも仮面です。

仮面をつけて侵略者を装い、仮面を外して解放者を装うのは王者の知恵ではないとヒルメスを批判するナルサスの指摘は正鵠を得ている。この論法でいえばルルーシュは仮面をつけて解放者として働き、仮面を外して圧政者を装う一種の偽悪者である。対してヒルメスの行為は明らかな偽善であった。

彼らの仮面は判りやすい。しかし、人がかぶる仮面は常に目に見えるとは限らない。インフィニットアンディスカバリーでカペルが被る「英雄シグムント」という仮面は見えない仮面の代表例である。作品中盤で英雄シグムントは志半ばにして横死する。しかし、英雄はまだ必要とされる、そこでここで死んだのはカペルであるということにしてカペルがシグムントの名を名乗るのである。ただ、シグムントがなぜ身を捨ててカペルを守ったのか、カペルがなぜシグムントと瓜二つなのかこれは終盤を引っ張る重要なファクターである。

カペルの仮面は偽善でも偽悪でもないという点においてルルーシュやヒルメスの仮面とは異なる。言うなれば卒業を前提とした仮面である。実際、彼はその仮面に見合う働きをし仮面をいわば自分のものにする。その意味で意味合いが異なる。作品的にはスクラップドプリンセスのエルフィティーネやレナード・ガンバスのそれに近い。つまり、最初は人を欺く仮面であったが遂には自分となる仮面である。

そういう意味ではルルーシュの仮面はヒルメスの真逆であるが人を欺く仮面。そして、自分はそれには同化しない仮面である。

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まあ、Recommendition 技術の現段階での限界ともいえますが。多くの Recommendition 技術は Item-base です。つまり、受け手の主観ではなく単に Item 間の相関関係に基づき Item を推薦します。そのため、受け手の視点で物を見ると視野が拡大したかに見えますが巨視的には視野狭窄に陥っていることがあります。

また、iTunes Genius 機能のような楽曲の Recommend では曲やアーティストといった要素の同定も課題となります。曲名やアーティスト名の記述は揺れが考えられます。日本人名でいえば姓名の間に空白文字を入れるかどうか、さらには空白文字は全角か半角かなど多くの揺れが考えられます。外国人名などでは表記は英語表記かカタカナ表記かなど。AMGのような投稿を受け付けないメタ情報プロバイダであれば一意でしょうが、FreeCDDBのような形態では揺れは避けられません。結局、多くのノイズの中をかき分けることになってしまいます。

そして、集合知を持ち出すことで揺れの問題は何とかなったとしましょう。しかし、先に挙げた巨視的な問題は片付きません。Item-base である限り頻度情報が0のアイテムは推薦できないからです。結局、推薦されるのはある程度数がまとまった物になるでしょう。そこが、Item-base の限界です。集合知の限界といってもいいでしょう。そして、集合知は時として集合痴に陥ることもあります。

特に楽曲の場合、TPO も重要です。この場合もっとラフに気分といった方がいいかもしれないです。同じ曲の組み合わせでもその時によって感じ方は違うかと思います。嗜好とはきわめて主観的な事象であるのでそれに、下手に客観的な視点を織り交ぜるのは必ずしも適切ではないと考えています。

そのために、検索エンジンの検索結果は SEO に振り回されるし。果ては SPAM にまで振り回されるのです。少なくとも、私は某 PC Watch のエントリーのように持ち上げる気にはならないポイントがそこにあります。

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