« 仮面の下に涙は見えるか? | メイン | 神舟7号の議論はやっと収束したようだ »

伝説が終わり歴史が始まるのか?

伝説が終わり、歴史が始まる- これは銀河英雄伝説の最後の有名な台詞である。ラインハルトとヤンという二人の英雄が戦った伝説の時代は幕を閉じ彼らのような伝説的な人物ではないけれども多くの人間たちの歴史は続いていく。それを端的に示した台詞である。

ルルーシュは結局、歴史の彼方に去るしかなかった。いろいろな理由があるだろう。ユフィ、シャーリー、ルルーシュの守りたかった人間たちの多くは鬼籍に入ってしまった。彼に直接の責は無いとはいえユフィのように彼の不注意がもたらしたと彼が思っても仕方のない事情も存在はする。それゆえ彼は自分自身を許せなかったのかもしれない。その意味では、小説「二つの祖国」のTV化である山河燃ゆのラストに近いかもしれない。小説ではいささか異なるが、TVのそれでは主人公は第2次大戦での責任を感じ、自分自身に死刑を宣告するという形で自殺を遂げている。

責任の取り方という点では、テイルズ・オブ・ヴェスペリアでのドン・ホワイトホースの責任の取り方が近いかもしれない。彼の直接の責ではなかったが、自分の息子が関わった形で自分のギルド"天を射る矢(アルトスク)"が"戦士の殿堂(パストラーレ)"の統領(ドゥーチェ)を死に至らしめてしまった事件で責任を感じ自刃という形で最期を遂げる。

結局、ルルーシュもスザクも異なる形で歴史から消えた。ルルーシュは黄泉路へ、スザクはルルーシュの遺したゼロという仮面の中へ。仮面というものの持つ意味は別のアーティクルにまとめた。

歴史から消えたという点ではある種、ロードス島伝説のナシェルを彷彿とさせる。しかし、ナシェルはルルーシュ以上に事件に対しては責がない。しかし、結論はルルーシュと同じ、自分が世界の敵になりそれによって世界をまとめることであった。その意味ではルルーシュの選択と最も近い選択であろう。

ルルーシュとスザクは伝説の彼方に去った。しかし、ゼロの伝説は残る。その意味ではある種、伝説はまだ終わっていない。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode4コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode4
小清水亜美 黒石ひとみ 中野定博

JVCエンタテインメント 2008-10-01
売り上げランキング : 9

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
Tales of Vesperia −Original Soundtrack−Tales of Vesperia −Original Soundtrack−
ゲーム・ミュージック

Warner Music Japan =music= 2008-08-20
売り上げランキング : 869

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
このエントリーをはてなブックマークに追加 Save This Page to del.icio.us このエントリーをlivedoorクリップに追加 このエントリーをニフティクリップに追加 このエントリーをBuzzurlに追加このエントリーをBuzzurlに追加 このエントリーをFC2ブックマークへ追加 このエントリーをnewsingへ追加 このエントリーをYahoo!ブックマークに追加

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.cworld2000.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/450

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2008年09月28日 21:52に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「仮面の下に涙は見えるか?」です。

次の投稿は「神舟7号の議論はやっと収束したようだ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

検索

この Weblog について

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type 3.35